年金が崩壊して困るのは自分たちなのに、若者は国やみんなや高齢者が困ると考える

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設問8では、「年金保険料を払わないと誰が困るのですか?」(右記「⑧払わないと誰が困る?」グラフ参照)という問いに対し48%が自分が困ると回答し、高齢者が困るが26%、国が困る22%、その他4%となっている。

前の回答とやや矛盾するが「自分が困る」と「国や高齢者が困る」という意見に二分されている。「自分のために払っているが、払わなければ国や高齢者あるいはみんなが困る」と言うことであろうか。このあと衝撃的な結果になるのであるが、「世代間で年金受給額に差があるか」の設問に93%が「差がある」と答えている。更に「誰が損をするのか」という設問に96%の人が「若い世代が損をする」と答えている。「今貰っている高齢者と40年後の自分たちとどちらが多く貰っているか」という設問に93%が「今のお年寄りの方が多い」と答えている。ほぼ全員と言っていいくらい「自分たちは損をする」と感じているのである。それにもかかわらず、国や高齢者が困るから制度は維持していこうというのは涙ぐましいではないか。自分たちは損をしても義務を果たすということである。損はしたくないから何とかしろという意見がなぜ出てこないのだろうか?我々小うるさい団塊の世代から見れば大人しい若者が信じられない思いである。

国が困る22%について言えば、昨年来小泉首相や厚生労働省が困っているのを見て国が困るという同情を禁じえないのかとなるほどと思う次第である。私なんかは国民が一番困るであろうと思うし、つけまわしをされる若者が一番困るのであろうと思うのであるが、純粋な若者はそこまで悪く考えないのであろうか。あるいは、自分が困るという48%がそういう意味なのであろうか。若い世代に良く考えてほしいのは、今の高齢者及び団塊の世代は事実上保険料を払い終えてしまっているということである。制度の不均衡を直すために保険料を上げても高齢者・団塊の世代には全く影響が及ばないということである。一方若い世代は給付を下げられる負担と保険料を上げられる負担を両方負わなくてはならない。悲しい話ではないか。私が若い世代であれば高齢者・団塊世代の給付削減をもっと思いきってやるよう大騒ぎする。昨年度の年金改革は余りにも若い世代に不利な理不尽な改革だと思うが、若い世代はそう感じないのだろうか。


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