2015年の年金破綻回避

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zoom RSS ニートの時代の年金制度 終身雇用時代からニート時代へ年金制度の歴史的転換

<<   作成日時 : 2005/03/30 09:09   >>

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日本人は、戦後50年でこの世の楽園を築いてしまった。戦後西欧経済に追いつけ追い越せ経済成長まっしぐらで馬車馬のように突進してきたおかげで、1990年頃には世界で最も経済的に恵まれた社会の一つになってしまった。

我々団塊の世代が子供の頃は、僻地にいくと電気がない、水道がない、ガスもない、電話もない、道路は舗装されていないという町や村が五万とあった。この50年で電気がひかれ、水道が完備し、電話がひかれ、ガスが整備され、道路が舗装され、新幹線が、高速道路が、通信網が全国に張り巡らされた。TV、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、エアコン、car、すべてが家に入り込んでくるのを我々は見てきた。戦争直後アメリカの大きな家、大きな冷蔵庫、大きな車、大きなショッピングセンターを指をくわえて、あんな物があればいいなと見ていたものが全て揃ってしまったのである。焼け野原で戦後っ子が楽園だと思った生活に達してしまったのである。貧しかった戦後っ子団塊の世代は豊かさをもとめて、いい学校、いい会社に我先へと殺到した。そして今、物質的豊かさ、都市生活の快適さを全て手に入れ子供のころ指をくわえたマイホーム、快適な電化生活、電子生活に達したのである。当時子供であった団塊たちは間近に物欲を見ながら人生を送ってきた。余りにも貧しかった戦後の経済社会からまっしぐらに階段を駆け上ってきた感がある。

現代の子供たちは、終戦直後の子供たちがあこがれた電気製品、車、すべての物を手に入れているのであるから、終戦直後の子供たちが夢見た楽園にいるに等しい。その彼らにハングリー精神を求め、ガッツを求めるのは無理である。今ニートの人たちは社会に興味がないとか、言うけれどうちにいるのが一番幸せだと言うのは、ある意味狭いながらも楽なこの世の楽園に到達しているのであるからあたりまえなのである。彼らに働く意欲を湧かせる方が難しい。会社に就職したくないニートが85万人というが日本が求めてきた物質的豊かさが達成された現代当然といえば当然の帰結である。TV、エアコン、パソコン、ネットに囲まれて食事はファーストフードで外食、コンビニで24時間物は買えるトイレはウォシュレット。快適な生活でなんら不自由はない。そんな環境で子供たちが挑戦しようと思うわけがない。

年金問題は、高度成長の時代は働いた後、老後にお金に余裕が出たら少しはゆっくり楽しみたいというものであったが、ニートの時代、若い世代も働かない時代に突入する。若い世代は老人が働かず高い年金をもらうのは不合理だと考えるであろう。彼らは彼らなりに働いた結果思いもかけず低い給料にとまどい、社会の仕組みに怨嗟を向ける。上の世代にすれば、自分たちが若いころ働いた労働の質量と比べて今の若い世代が働かないことに不満を持ち、若い世代が働かないから給与が低いのは当然と判断するだろう。しかし、若い世代にすれば、つまらない仕事をさせられて、労働意欲もないようなことに全力を尽くすことができないからしょうがないと考えるかもしれない。世代間で労働意識のギャップが発生している。その結果何が起きるかというと入口としては終身雇用で会社に縛られた世代の年金保険料負担とフリーター転職ニートの時代の保険料負担能力に金額的に差が出る。出口としても終身雇用年功序列賃金の時代の給付額と短期雇用仕事別賃金の時代の給付では全く別の尺度が必要になる。年金問題ではそのような本質的な転換が起こっているのである。安易な解決策を見出すことはできないけれど、働き蜂時代に貯めてきた年金をその世代に還元しつつ、ニートの時代の負担を軽減しつつ、ニートの時代の負担と給付をフェアに行う、そんな解決策を探らなければならない。

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「ニートの時代の年金制度 終身雇用時代からニートの時代へ年金制度の転換」について
「ニートの時代の年金制度 終身雇用時代からニートの時代へ年金制度の転換」について <05.03.30  誰もが満足する年金制度ぁ ありますかいのう> ひこ山   確かにこの時代の年金制度は難しい問題ですのう。皆が満足する方法がありますかのう。   自営業と給与生活者ちゅう職種分類が、更に細分化し多様化してきましたなぁ。 給与生活者にも確かに働いてもらう給与で生活ぅ支えちぁおるが、正社員・派遣社員・パートタイマー・フリーターと色んな形がありますのう。 その訳も、正社員になりたいが、... ...続きを見る
ひこ山 の 今時の話@WebryBlog
2005/03/30 14:37

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